マダム・イン・ニューヨーク

“主人公のシャシが「自己実現か、家族への奉仕か」という板挟みに悩みながらも、どちらも捨てることなく、うまく解決するすばらしい脚本です。
イギリスに住むインド系の女性が主人公のサッカー女子映画、「ベッカムに恋して」でも、大事な試合の日と姉の結婚式が重なってどうしよう!となるところがあったんです。
インド人の結婚式はほんと、大変です。
「彼女はラドゥを作るために生まれてきたんだ」という夫に対し、「あなたはラドゥを作るために生まれてきたんじゃないわ」というラーダ。家族とかしきたりも大事だけど、個人を尊重することはもっと大事なのよってことを、ソフトな革命で知らしめたシャシ。泣くような映画じゃないんだけど、ちょっと最後の方は涙ウルウルになってしまいました。
シャシ役のシュリデヴィさんは70-80年代のインド映画の大スターで、結婚後ずっと映画から遠ざかっていたところ、この映画で再登場、今も輝くように美しい。とりわけその黒く大きな瞳です。
監督はまだ30代の女性、ガウリ・シンディー。長編第一作ということです。
主人公のモデルは、やはり英語が話せず、ピクルスを作って売っていた監督の母です。
この作品は、母にこんな風に生きて欲しかったという娘からのプレゼントなのかもしれないです。 ”

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